HTC巻取りシステムの垣堺精機です。TEL:0494-75-3310 フリクション カット フリクション ロス

スリッターマシンの垣堺精機
垣堺精機 株式会社

従来のスリット材巻取り

 金属板の圧延工程において、様々な要因から材料に板厚偏差が生じます。この板厚偏差の生じた材料をスリットして巻取る場合、板厚偏差とスリット時に生じるバリ高偏差の違いから、それぞれの条の巻取り径に差が出来てしまいます。そのため、それぞれの条の巻取り長さに差が出来、その差は1回転ごとに累積され、ますます大きくなっていきます。また、板厚が薄く長い材料、板厚偏差の大きい材料ほど、その差が大きくなります。

例)
板厚0.5mm、板厚偏差0.5%(0.0025mm)、バリ高偏差0.0025mmの場合
巻取り径300φから巻き始め1,000φまで巻取ると、

垂れ下がり長さ=(100×0.01)×3.848 = 7.696 = 約7.7m
                                       0.5

板厚0.3mm、板厚偏差0.5%(0.0025mm)、バリ高偏差0.0025mmの場合
垂れ下がり長さ 約19.2m

板厚0.1mm、板厚偏差0.4%(0.002mm)、バリ高偏差0.0025mm の場合
垂れ下がり長さ 約173.2m

 このように板厚が薄くなるほど、巻取り長さに大きな差が出来、緩みや垂れ下がりが生じてしまいます。そのため従来の巻取り方式では、緩みや垂れ下がりをループ穴で吸収し、パットやロールなどで押さえながら巻取る必要がありました。しかし、費用がかかる・ラインの設置面積が大きくなる・材料にスリ傷などが発生しやすい、などの問題点が上げられていました。

HTC巻取りシステム

 板厚偏差の生じた材料をスリットし、定張力(同一テンション)で巻取るには、それぞれの条ごとに適切な回転速 度を与え、緩みや垂れ下がりを解消する必要があります。
HTC巻取りシステムは、巻取軸に装着されている加圧ピストンと巻取板との間に発生する「摩擦抵抗とスリップ作用」を油圧力により制御し、それぞれの条に適切な回転を与えることにより、緩みや垂れ下がりを解消し同一 テンションでの巻き取りを可能としたシステムです。

HTC巻取り軸